地球上から消え去ろうとしているペンギンたち。
悪化を続ける彼らの生息地から、悲痛な叫びが
聞こえてくる。

Edge of the Iceなどの写真集で、ペンギンファンにはおなじみの藤原幸一さんの新しい写真集が発売されます。
 yamazoが直接藤原氏に取材してきたところ、今回発売される写真集は、1999年から2000年にかけて週刊朝日で連載された「ペンギンたちの旅」、そして2000年6月に新宿で開催された写真展

The Antarctic Ocean −ペンギンたちの旅・病める南極海―
それら一連のお仕事をとりまとめた内容になるということです。
  「病める南極海」というタイトルからわかるように ゴミ問題、地球温暖化といった環境問題を、ペンギンを通して訴える写真集です。 巻末には、最新のレッドデータの和訳も掲載されます。


The Antarctic Ocean
-ペンギンたちの旅・
病める南極海-


全国書店にて発売中
120ページ構成、
出版 桜桃書房 
定価 ¥1,900
 特筆すべきポイントは「ペンギン全18種が登場する」 エンペラーからハネジロまで、ちゃんと網羅されています。
 なお、この写真集は南極観光の拠点であるウシュアイアに新設される「ウシュアイア海洋博物館」 を始め、海外でも発売予定。だから全編英和文併記となっています。

藤原幸一さん
写真家。ジャーナリスト。
NATURE's PLANET (http://home.att.ne.jp/blue/FKworkshop/) 代表

1955年秋田県生まれ。70年代後半、海の勉強に憧れ、オーストラリアに渡る。ニューサウス・ ウエールズ大学、ジェームズ・クック大学大学院で学び、グレート・バリア・リーフにあ るリザード・アイランド海洋研究所で研究生活を送る。 1988年より豪州にワークショップを置いて、南極、南極海の島々、アフリカ、南米を含めた 南半球を精力的に取材している。
著作および写真集に『ダーウィンの地球好奇心ブック』共著(小学館)、『ガラパゴス』『fine』 『イルカ物語』(データ・ハウス)、『Edge of the Ice』『Pure White World』(PIE BOOKS) などがある。