読売新聞 2000年8月26日(土)

長崎ペンギン水族館 来春オープン 
長崎市が名称発表


  長崎市は二十五日、旧長崎水族館(宿町)の隣接地に来年四月、オープンする新水族館の名称を「長崎ペンギン水族館」にすると発表した。九月定例市議会に提案、正式に決定する。動物の名前を水族館の名称に使用するのは全国的にも珍しく、特にペンギンを使用するのは全国初という。
  市は七月中、市内の小、中学生を対象に愛称を募集し、小学生八百七十四人、中学生五十人の計九百二十四人が応募した。「長崎ペンギン水族館」を提案したのは日見小三年の高比良智子さん(8)。大学教授ら十二人からなる新水族館愛称選定委員会によると、約二十人が「ペンギン水族館」を提案したが、「長崎ペンギン水族館」は高比良さん一人で、最優秀賞に決まった。
  高比良さんは「ペンギンがいっぱいいるし、長崎のみんなの水族館だからつけた。(オープンしたら)ペンギンが泳いでいるところを最初に見たい」と話していた。
 新水族館は、総工費約二十億円をかけて新築し、マゼランペンギンなど七種百十六羽のペンギンなどを飼育する。
 佳作の作品と応募者は次の通り。(敬称略) ▽すいすい王国 青木菜美(10)(大園小四年)▽海族缶 神原孝介(13)(桜馬場中二年)▽今日も笑顔がうつるにこにこ水族館 多田糸央里(9)(稲佐小四年)