6.アルゼンチンについて
個人的に思うこと
いきなり変な例えですが、アルゼンチン、特にパタゴニアは、世界規模の『北海道』みたいなところでした。長く想像を絶するほど厳しい冬を知らない観光客の感想であることは承知の上ですが、それでも短い夏の自然の美しさは、他に例えようがありません。昔「天国に一番近い島」という映画がありましたが、まさに天国をかいま見たような気がしました。
一方で、アルゼンチンの北の端は、イグアスの滝をはさんでブラジルと国境を接しています。紛れもない熱帯ジャングルがそこにはあります。一つの国のなかでこれだけのはげしいコントラストを持つ国はあまりないですよ。
また、首都ブエノスアイレスも私にとって、世界の大都市のなかでも最も好きな街の一つです。その街の夜の熱気や猥雑さは、NY、バルセロナ、香港といった街と同種の何かを感じました。「恋する惑星」を撮った香港の映画監督ウォン・カーワァイが、ブエノスアイレスを舞台に映画を撮りました。わたしと同じ様な何かを見い出されたのではないかと、その作品を心待ちにしているところです。
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