某月某日某曜日 はれ 日は夜の橋を渡ってみようと、臨海副都心にやって来ました。若者のお財布の紐を緩めようとする建物が徐々に増えてきたこの辺りですけど、まだまだ空き地がいっぱい。その広いというより荒れ果てた風景を見るのは悲しい。だったら全てを隠してくれる夜の方が、少しは気分が和らぐというものです。 |
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ついついみんなが浮かれちゃったあの頃、一日中トラックと巨大なクレーンと、大勢の工事の人達で溢れ返っていたあの頃。立入禁止の柵を乗り越えて、ススキを取り
に行ったり、釣りをするオジサンをぼんやり眺めたりしていましたよ。直線コースを爆走するバイクや改造車と、それを監視するパトカー。雑草が生い茂る埋め立て地を徘徊する野良犬が、時々野性のキツネみたいに見えました。 |