某月某日某曜日 はれ 日はちょっと柄にもなく優雅な散歩でもしようかと、原宿にやってきました。朝もやに包まれた並木道をブラブラすると、別にまだお店が開いていなくても、お洒落な気分になれるんですよね。いやいやきっと、開店前で人が少ないからこそ、余計にそう思うんじゃないでしょうか。 |
||
|
||
陽が高くなって三々五々人々が集まり、車が行き交う時間になると町も活動開始です。こうして活気が漲り喧噪が高まると同時に、空気が淀んでくるみたいに感じるんですよ。原宿度とでも言うんでしょうかね。V字谷の底、そう、あの明治通り辺りは、さしずめ一番その濃度が濃いに違いありません。背の小さい者は、その濃さに溺れそうになることもしばしば。肩で風を切って歩く人、渋滞にはまった車、流行の洋服の派手な色使い、何処からともなく流れるヒップホップ、巨大看板も飛び出さんばかりです。 |