■氷の彫像■

ぼーっとキングの泳ぐ様子を眺めていると、突然長崎市役所の“ヒゲペンギン”こと 西田さんに呼び止められました。
「これもって来てください」「?」
  渡されたのは円錐パイロンと、セットで使うバー。 あとに従ってついて行くと、そこでは、氷が職人さん達の手で削り出されている。 人だかりが始まったので、お客さんと、職人さんを隔てるためのパイロンだったのだ。
「今日は暑いしな。ペンギンパレードはかなりペンギン達には キツそうだから、プレゼントかな、それか砕いてルートにバラ蒔くのかな」と僕は最初、単純に考えていました。そしてchiezoさんと冗談のつもりでこんなことを言っていた。 「ペンギンの氷の彫刻とか作ったら、すごいのにねー」
  ところが、よく見ると、氷には、ペンギンの輪郭が下書きされているのだ。 ペンギンの彫刻を本当に作ってる!
  結局、パレードの前に、彫刻は見事に完成し、パレードに華を添えました。 数時間で完成し、数時間で溶けてなくなる氷の彫刻。 ある意味では、今日一日限りのイベントに相応しいかも知れません。

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