6:セントラルパークにいたのはジェンツーとヒゲ


  セントラルパークのなかにも、ペンギンはいるらしい。それを知ったのは、今回の出張が決まって、購入した最新の「地球の歩き方」を読んだときでした。それにしてもなぜ私は出張に「歩き方」なんだろうか?バックパっカー時代の悪い癖かな。とにかく今回は、セントラルパークに近いホテルをとっていたので、天気のよい日の午前中を選んで早速ご対面することにいたしました。
  コニーアイランドの水族館へいった日と比べて、この日は快晴。また気温も多分10度近くはあったと思います。厚着していると汗ばんできます。今年はニューヨークも異常気象らしいです。
 
  お手元に、もしNYというかマンハッタン島のの地図があったら広げてみて下さい。なければ南北に細長い島の、中心部に、また南北に細長い公園があると想像して。セントラルパークは本当に広い。南の端は5番街に面しています。NYで最も華やかなところ。それに対して北の端はもうハーレムである。犯罪はだいぶ減った見たいですが、観光客が興味本位で立ち入ると今だにやばいところ。で動物園は公園のどこにあるかというと、ほとんど南東の端に位置します。完全に都心のど真ん中です。

  セントラルパークの住人であるリスに見送られながら、ゲートまで到着。入場料は3ドル50。良心的な価格設定です。入ってみると意外と大規模なのにびっくり。中心部に池と猿山があるのだが、そこにはSnow monkeyすなわち日本猿が温泉池につかっていた。日本の動物園でも、温泉でくつろぐ日本猿はめったに見られない…ですよね。

 ペンギンは、アウトドアでマゼランペンギンなんかが飼われているんだろうなあと、勝手に予想していたのですが、大外れ。ペンギンは屋内にいました。しかも専用のペンギン舎が用意されている。(右の写真)住人はジェンツーとヒゲ。亜南極のやつである。
 室内はかなり暗くしてあります。ちょうど(夏の)名古屋港水族館の雰囲気に似ています。ちなみにZOOと通称で呼ばれていますが、この施設は動物だけが飼育されている訳ではありません。どちらかというと動物(ほ乳類)以外のほうが多いようです。

 生ペン写真は、屋内で、しかも暗かったので、断念しました。
 ペンギンのほかで
は、アリのディスプレイに驚きました。一見の価値があると思います。アリの巣の断面図が見られます。昔学研の科学雑誌に付録で付いてきたことがあったな。ただ、学研の付録と違うのは、なんと超小形カメラで、巣の内部が、傍に設置されたモニターではたらくアリの姿がライブ中継されているのだ。NHKの科学教育番組を見ているようである。熱帯の自然を再現した野鳥館も気合いが入っていました。
 ミュージアムショップがこれまた充実(ここは入口が園の外になっているので、動物園に入園しなくても入れます)ネイチャー関連のギフトショップのような佇まい。園内で主役扱いのペンギンにちなんで、ペンギンだらけです。また細かいものばかり買ってしまいました…



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