某月某日某曜日 くもり

日は暑気払いに何か美味しい物でも食べようと、浅草にやって来ました。もうすぐ夏休みも終わるっていうのに、何だか涼しくなりませんよねぇ。怒ったところで雪が降るわけじゃないし、まぁ仕方ないから、ここいらでちょいとつまんで、せめてお腹の中だけでも機嫌を直そうっていう魂胆です。
 


その11
『浅草の巻』
2000.08.28up
今までの旅日記
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  雷門をくぐったら、久し振りで麦わら帽子に会って、嬉しくなりましたよ。だって近頃見なくなりましたからねぇ。だいたい帽子を余り被らなくなったんじゃないかなぁ 。昔は外に飛び出していく子供に向かって、「帽子を被りなさい!」って怒鳴るお母さんの声が響いた気がしますよ。そうそう、古い写真を見て一番驚くのは、町を歩く男の人が、みんな帽子を被っていることです。
  この後ろに有名なおこし屋さんがあるです。勿論おこしも美味しいけど、作ってるのを見るのが、また楽しいんですよね。実演販売ってやつ、好きですねぇ。飽きませんもの。「どうだ、上手いだろ」なんていう気負ったところは全くなくて、どっちかっていうと、ちょっと詰まらなそうに淡々と作っている姿が、職人って感じでステキ。 浅草だったら他に、お蕎麦屋さん・お煎餅屋さん、おっと忘れちゃいけない焼きそば屋さん、見学ポイントは一杯ありますよ。きっとその究極の場所が、お寿司屋さんでしょうね。
  浅草はいつ来ても、何回来ても楽しいです。ここは丸ごと下町のテーマパーク。遠くから来た人も御近所の人も、雷門をくぐればみんなお客さん。歩いてお参りして買って食べて遊びましょ。そうだ、この辺で麦わら帽子、売ってないかなぁ? 浅草なら 被って歩けそうな気がします。お〜っとぉ、お腹がグーグー鳴っているぞ。早いとこ何か食べないと、ガソリン切れが近そう。お腹を満タンにして、これから何処へ旅に出ようかなぁ・・・