某月某日某曜日 くもり

日は滑り台に乗ろうと、東中野にやって来ました。長さはそんなに変わらなくても、らせん状にクルリとねじれていると、何か得したような気がします。途中で階段に頭をぶつけそうだけど、廻りの景色もちょっとだけ余計に見られて、まっすぐなものより楽しいと思うなぁ。
 


その26
『東中野』

2001.05.02up

今までの旅日記
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  滑り台の階段を上がる時って、わくわくするんですよね。建物以外の階段を登る機会って、殆どないじゃないですか。それに屋外でしょ、空を眺めながら登るか、それとも両脇の景色を眺めながら登るか。どっちにしても、一段上がる毎に一段分視線が高くなって、一段分景色が変わっていくんですよ。いやぁ臆病な人は景色どころじゃありません。自分の足元を真剣にチェックしながら、手すりをしっかり握って上を目指します。
  てっぺんに着いた時の気分、ほんのちょっと高いところにいるだけなのに、こうも景色が違うかなぁってビックリします。先ず、公園内じゃ一番高いでしょ。場所によっ たら近くの家も見下ろせます。地面からでは見えないのに、家と家の間から、ずっと先にある高層ビルやタワーが現れます。後ろがつかえてなけりゃ、しばらくぼ〜っと眺めていたい。滑り台で一番の醍醐味。あとは直線コースからせんコースを滑って振り出しに戻るばかり。
  でもねぇ、最近は人のいない公園が増えました。暇なお年寄りか休憩中の営業マン、第一子供が遊んでいませんよ。この公園も駅前なんだけど、誰もいません。滑り台も使ってくれないと、お尻が真っ黒になっちゃう。よし、商店街で美味しいジャージャーメンでも食べて元気を付けて、古本屋さんでも冷やかしていこうっと。お尻も真っ黒 になったことだし、さて、これから何処へ旅に出ようかなぁ・・・