と思ったら、いきなり入り口に大変な看板を見つけてしまいました。犬はダメなんですね。僕は大丈夫なのだろうか？　係りのおじさんに聞いてみなくちゃ。礼儀正しく、お上品に草木を愛でる自信はあるんですけどね。もちろんキャッチボールもカラオケも酒盛りも昆虫採集もしませんよ。大勢でがやがや騒いだり、花を折ったりもしません。でも前からこんな看板、あったかなぁ？　いつも気にせずズンズン歩いたけど、何も言われた覚えがないです。でもよく見ると、この看板って、当たり前のことが書いてあるだけなんですよね。ここは大学の付属植物園で、いわば研究所みないなもの。だいたい公園じゃなくて植物園なんだよね。
　 ホントに自然に囲まれているような、すぐそばに山や川や海が見える所に住んでいる人には、ここは大きめの庭くらいにしか感じないかも知れません。でも僕たちにとっては、もう貴重な大自然。ちょっとした雑木林やザリガニもいる水たまりもあって、気分は郊外散歩なんですよね。季節毎に花は見られるし、芝生に寝ころんでいると、 まさにピクニックなひとときを感じます。何といっても酒盛りのないお花見が嬉しいなぁ。
　 けどこんな悲しい看板が必要になってきたのですね。ちょっと前なら常識でも、今やいちいち書かないと不心得者が後を絶たないのでしょう、とほほほ。じゃぁここでニュートンのリンゴの木でも鑑賞して、さて、これから何処へ旅に出ようかなぁ・・・