某月某日某曜日 はれ

日は川に足を突っ込みたくて、王子まで行ってきました。梅雨が明け、夏休みになったとたん、いきなりこんなに暑いんですもん。年を追う毎に気温が高くな っていると感じるのが、気のせいでしょうか? こうお日様が頑張っちゃったら、子供じゃなくたって、水遊びがしたいですよぉ。
 


その9「王子
2000.07.29up
今までの旅日記
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  東京には川が沢山ありますけど、川面まで下りられる所がホントに少ないんです。 コンクリの堤防に囲まれて、遙か下の方を水が流れる、そんなのばっかり。小さい川 はどんどん暗渠にして、地面の下を流れてるだけ。それじゃあんまり川に失礼と思ったのか、時々ここみたいに「親水公園」を作るみたいです。とっても細なが〜い公園が、東京にはいくつもありますよ。
  立派に整備された公園で、せいぜい足首くらいしかない水がちょろちょろやってくるだけなんですが、子供達には天国! オモチャも道具も何にもいらない。裸足になってばしゃばしゃ歩けば楽しいんですよね。ズボンが濡れたら脱げば良い、シャツが濡れたら脱げば良い。そんな子達の嬌声を聞きながら、一休みするのもまた格別です。
  ここは音無川といって、王子の駅の真ん前にあります。川底が公園になって いるから、思いの外周囲の騒音が気になりません。通りを挟んだ反対側には、江戸時代からの桜の名所・飛鳥山。近くには関八州のお稲荷さんの総元締め、王子稲荷がで 〜んと控えています。そう、落語『王子の狐』の舞台になった所なんですよね。ぼんやりしているとすぐ横を走る路面電車のクラクションが聞こえて、何だか穏やかな気分になれます。たとえ人工でも、川には気持ちを和らげる作用があると思いますよ。 さてと、気分も足も涼やかになったから、これから何処へ旅に出ようかなぁ・・・