某月某日某曜日 はれ

日は我が国の郵便事情について考えてみようと、滝野川にやって来ました。埼京線の板橋駅から少し歩くと、何だか下町風な香りが残る滝野川に着きます。すれ違えないような超細道や古い商店街、駄菓子屋さんも静かに佇んでいる町なんです。
 


高野ひろし
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その36
『滝野川』

2001.11.14up

今までの旅日記
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 丸いポストを発見しましたよ。それも小学校の校内です。丸いポストは安定感と安心感がありますねぇ。いかにも重そうで、どっしり構えたお父さんって雰囲気ですもん。鉄の固まりがで〜んと立っていて、雨風にもびくともせず、悪ガキがよじ登ろう と酔っ払いがからもうと全然平気。「私が飲み込んだからには、何があろうと心配ご無用」質実剛健にして笑みを絶やさない古典的お父さん。何度も何度も塗り直され、 きっとペンキの年輪が出来ていることでしょうねぇ。
 確かに巷を席巻している四角いポストは合理的で、使いやすく沢山投函出来ますよ。 でもねぇ、あの真四角な箱の割には細長い足を見ていると、な〜んか頭デッカチで 「ここに手紙を入れて大丈夫?」って聞きたくなっちゃう。だってさぁ、現に足がひん曲がっているポスト、見たことありますよぉ、マジで。2,3日手紙が届かないと、あのポストのせいにしたくなります。まぁ単なる逆恨みなんだけどさ、へへへへ。
 いやいやまてよ、校内にあるということは、通り掛かりの人が自由に入れないということです。それじゃぁポストの意味がないじゃん。それともこの小学校専用のポストなのかなぁ? でも少なくともここの小学生は「ポストは丸い」っていう事実を理解出来る東京では貴重な子供ってことになりますねぇ。時々手紙を入れに来ますから、頑張って立っていてもらわなくちゃ。さてと、久々に丸いポストにも出会えたことだし、これから何処へ旅に出ようかなぁ・・・